『IT系の企業は、モンゴルで国際基準を満たす高賃金を得ながら働くことのできる可能性を秘めている』

―教育における不平等を克服しよう

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第4次産業革命は、情報、通信、インターネット、技術の勢いのある発展をもってはじまり、社会に受け入れられ評価される将来有望な人材となるために、コードやプログラムのスキルが英語と同じように習得すべき必須のスキルになったようだ。
情報テクノロジーの分野で働く、ロボットを作る、それらを管理する人材を育成するために、世界中の国々がコードやプログラミングの授業に注目し、大学や専門学校のカリキュラムに組み入れ、それらに費やす時間を増やそうとする一方で、一般的な学生たちはすでにコードの授業を受け始めている。言い換えれば、人はゆくゆくコンピュータを管理するか、コンピュータの奴隷になるという2つの選択肢以外に残されておらず、この時代を生きる学生や若者をどのように育てていくかということに関して多くの国々が頭を抱えているところだ。しかし、我が国に関してはこの傾向に逆行しているような印象が見られるといえよう。というのも我が国では2017〜2018年の時点で、大学や専門学校の学生が155,248人いた中で、情報、通信技術分野には3,606人の学生がいたという記録が出ていた。 言い換えれば全学生のうち、どうやら2.3%の学生が当該の分野を選び、学習しているということだ。このように情報、技術系を専門にして学ぼうとする学生の数は減り続けている。

表1.我が国の高等教育機関で情報、通信技術の分野で学習する学生が占める割合/直近5年

上記の数を見れば、我が国では情報、通信、技術分野を選ぶ学生と全学生を比べると、ほんのわずかな割合であり、これからもこの数は減少していくと思われる。
これと関連付けて、モンゴルの労働市場においてIT系で働く人材の需要と、教育および労働市場の相互作用といった面で、モンゴルで働く人々を増やし、両者の満足を生み出す供給者として働くスペシャライズドキャリアコンサルティンという会社の取締役社長のアズバヤル氏にインタビューした。当該の企業は2010年に設立され、人材の紹介や、労働力を照らし合わせ供給を行うサービスを展開しているモンゴルの会社である。設立時から、国内外を問わない多くの企業に、ふさわしい人材を紹介している。こうして言及してみれば、株式会社カムミンスモンゴルインベストメント", や株式会社オユトルゴイや, "リオティントモンゴル", ハーンバンクといった大きな組織で働く人材をも取り揃えていていたようだ。今日では160近くの機関と一緒に事業を行っている。

12年制学校を卒業してすぐに職場で…

-まず御社では、今どのように職場が与えられているのですか?まさにこのような職場の主にはどのような分野や専門に関連付けられていますか?
-現在モンゴルで活動している国内外の組織から全部で120開放職場の予約が来ています。
これらの120開放職場のうち、45もしくは大多数はITや情報、通信、技術分野の職場の予約です。
-IT系の職場の予約が大方を占めているそうですが、このイメージは御社で注目されているのはいつからですか
-最近どの分野においても活動している機関であったり組織を気にかけていると、それらが自社のサービスを向上させ、より簡潔にするために、新しい技術を普及させ、デジタル化へ移行したということが、IT系の専門家や労働者がより求められるようになったことを表しています。
こうしてみると、そもそも大学や専門学校で、この分野を学習した者が育成されるのではありません。それも関係して、弊社はこの分野で働く人材を用意し、幼い子供たちの興味をIT系へ引き付けるために、私たち自身で雇用主たちと協力しながら大学や専門学校の学生と会い、ワークショップを立ち上げ、大学と密接に事業を行っています。
詳しく言えば、弊社の協力者であるモンゴルにある企業ファーウェイとともに、モンゴル国立大学, モンゴル科学技術大学, "ホレイ大学"という大学に出向いて、人材を見つける仕事を実行しているのです。さらにIT系の大学及び専門学校の学生や卒業者たちは多くないため、私たちは一般的な大学へも出向き始めました。詳しく言えば、"サント"という学校では6年目からコードやプログラミングを選択制で教えていて、今年そのプログラムで学習した初年度の学生たちが卒業したのです。それから弊社は卒業生たちにIT系専門の能力試験を受けさせ、顧客となる企業に紹介しています。裏を返して言えば、弊社の顧客がまさに興味を示し始めたのです。
-高校までにITに関する知識を習得した生徒たちは、高校卒業後、大学や専門学校に進学せず、IT企業に就職することは可能でしょうか。
-はい。高校でITとプログラミングの授業を少なくとも3年間学習し、大学と専門学校に進学せずすぐにIT企業に就職することが可能です。弊社のテストを受験している高校生や既卒の学生たちはJAVAC言語やパイタンなどのプログラミング言語を習得しています。
-御社のクライアントである大企業は、基準を満たした学生たちを採用すると伺いました。これについて詳しくご説明いただけないでしょうか?
-現在、当社では今春高校を卒業する学生たちに就職試験を実施しています。数名の学生は高得点を取り、採用されています。私たちは、採用された学生の学校の卒業式で、企業の合格証書を持って行く予定です。
-通常、大学、専門学校で必ず4年間勉強する必要性がなくなっているということでしょうか?このことに反対する人々は多数いるのではないでしょうか。

-専門家の中には、そのように反対する方もみられます。このような指摘にも考慮が必要です。当社には、多くのIT企業が求人を出しており、高い給与や快適な職場環境があっても、求める条件を満たす人材が見つからないという現状があります。つまり、モンゴルにおいてIT企業で働く人材が減ってきています。ですが、最も良い点は、12年生を卒業した学生たちが、大学を卒表した学生と同等のIT企業で働ける能力を持っていることです。また、とはいえ私たちは大学や専門学校での教育制度を否定しておりませんが、能力のある既卒の学生たちにチャンスや機会を提案していくことがよいかと考えています。
"IT企業で働いている人の初任給は、ほかの業界よりも2,3倍高いです。"

-これは、モンゴルの教育制度と労働市場の関係がうまく成立していないことを示しているということでしょうか?
-そういうことです。これ以外に市場の需要が急速に変化しています。具体的には、2017年に経済市場が回復し、多くの企業の規模が拡大した時期、営業職、マーケティング職で働く人が大変多くなりました。しかし、それから2年でこの状況が変わり、第4次産業革命だった当時、ITを専門とする求人の需要が最も高くなりました。でも、残念ながら国内では求められる条件に見合う人材がほとんどいなかったということが、最近の研究で証明され、今後も減少すると言われています。この状況を変えるために、いくつかの企業、学校は対策をはじめていることは良いことです。当社自身も対策をとり、活動を進めています。具体的には、日本で支社を作り、公的機関での手続きを行っています。そうしたら、日本の雇用主たちに人材を紹介し、モンゴルでIT企業の人材チームを作り、モンゴルの労働力が海外へ出ないよう、外注または母国で国際的な企業でオンラインで仕事をすることを可能にするため職場において機会を与えたいと考えています。
モンゴルで生活し、国際的な企業で国際基準での給与をもらい働くチャンスをIT企業で与えます。

 

-モンゴルの有能なIT企業の人材が外国へ出ていかないで、モンゴルで働いている具体的な例はありますか?
-いくつかあります。この方針で、当社は2014年のリオティントグループのITチームを作ることに成功しました。この仕事で全部で100人ほどのエンジニア、ITの専門分野の人々から面接し、15名のエンジニアを選抜しチームを作りました。 このチームは現在、70名ほどになり、リオティントモンゴルになり、世界的にリオティント情報システムテクノロジーの活動として発展しています。この会社は以前、インドの専門サービスを受注していましたが、現在は喜ばしいことに、モンゴルから受注するようになりました。
 
-IT企業で働いている人材の給与はほかの企業で働く人々と比べると高いですよね?これについては?
-IT企業で働き始めて新卒の初任給はほかの業界の初任給と比較して23倍高いです。
それは、給与だけが、IT業界の長所なのではなく、世界的にも変化が多く、労働市場と供給、需要などを考慮し、この業界を多くの学生が選び、専門化していくことを期待しています。
-モンゴル国の労働市場の需要、要求はこのようになっていますが、国際的にこの傾向はどうでしょうか?
-国際的にも、この業界の人材の需要は上がっています。
最近出た調査では国際的なSTEMという学科を卒業した学生たちの数は中国で毎年4.700万人卒業しており世界でトップであり、次点にはロシアとアメリカなどです。
このように、これらの国々は教育と今後の労働市場に注意しているのです。

 

図2.STEMの中で一番多くの卒業生がいる国は2016年/参照:世界経済フォーラム

 

また、新たに、人工知能やロボットなどを導入した職場が多くなり、多くの部門が出てきたので、論理的に考えてみたら世界で最新の人工知能のコードを描いたITエンジニアの職場だけが残るという話が国際社会で出てきた。だから、一番最後まで残る業界の一つはIT業界の専門の人材になるでしょう。
-労働市場、その従属関係、需要などの問題はまた一般教育の制度の問題になっているのですが、それについてあなたの考えは?
-私は、教育分野で働く人間ではありませんので詳しく説明することができません。しかし、雇用主たちに代わり、また求職者たちのどちらの側面で働く人にとっても教育や労働市場の2つの間で一致しない点があると気付いています。既卒のIT分野の専門の学生の不足しているのは、教育の側面から、この分野のなんらかの変化が必要だと考えています。なので、教育の分野の専門家たちはこの側面について、より詳しい情報を与えるでしょう。

 

"IT企業で男性のみが働くというイメージがあった傾向は変化しています。リオティントモンゴルのITチームの半分ぐらいは女性です。"

 

-IT企業で働く人々の大多数は男だという傾向があります。この分野のジェンダーについての状況はどうですか?
-IT企業で男性だけというイメージがある傾向は変わってきています。具体的にはリオティントモンゴルのITチームの半分は女性エンジニアです。また、企業のIT構築をしている数少ない優秀なモンゴルの専門の人のほとんどは女性です。そして、彼女たちはハーンバンクで働いている例があります。ハーンバンクの中でIT分野でかなり大きな責任を果たし、変わった点は顧客たちに行っているサービスで感じられるようになりました。具体的には、銀行の顧客は前に提示された表示に行き、長い間待ってサービスを受けていましたが、現在はそのようなことはなく、インターネットバンク、ATMなどですべての必要なサービスを受けることが可能になりました。このすべてが可能になったのはITエンジニアの仕事があったおかげです。気付くなら、テクノロジーの発展を利用しない企業は残ってないです。しかし、利用せず残ったならどれほど大きく遠く遅れてしまうかという例を知っています。そして、企業ごとにテクノロジーの発展を利用して努力しています。誰かがより利用したらそれはより早く発展する可能性を理解しています。

 

-最後に、一般教育制度でコーディング、プログラミングの授業を学習することを、あなたはどう考えていますか?
-私立学校だけでなく、公立学校でもコーディング、プログラミングの授業を学ぶシステムを採用することを望んでいます。それは、第4産業革命のこの時代にコードを描ける能力は英語と同様に持つべきで、需要がある一つの能力になっています。英語、ロシア語を選択し教えているように、選んで取り入れる必要があります。それほど、この分野は興味を持つ若者がたくさんいます。また、ほかの専門化した専門分野よりも長所があり、高い能力を持っていることになります。最後に、12年生を卒業し、大学や専門学校で学ばないで直接就職することでどういう意味ですか?という思う両親や先生たちもいるでしょう。しかし、需要があり、その専門分野の不足が発生し、人材が見つからないこの時代に、この子供たちはすでに必要な能力を持っっています。そしてその子供たちにチャンスを与えたいと思います。もちろんこの卒業生たちはIT分野で働き、少なからず経験を積んだあと、自分の希望する分野の大学に進学したり、需要のある知識を短期間で習得する機会もあります。

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